弱気の一歩
本当はどうするべきか。
本当はどうしていきたいのか。
今必要な事は、何かを隠す為に、そして防衛する為に、頭の中で言い聞かせる事ばかりに浪費する事ではない。
まずは自分に正直に、
そして自分の真実へ向かい、
"行為(karma)"として、
その一歩を前に踏み出してみよう。
もしかしたら、偽る事に慣れたあなたは、
偽りを手放し
真実へ向かう事に対し
大きな不安と恐怖を感じかるもしれない。
「失敗したくない」
「恥をかきたくない」
「傷付きたくない」と。
人間の根本は、簡単には変わらないかもしれないし、それは染み込むように根付いたものであれば尚更のこと。
それでも、
私はあなたに、
一貫してこう伝え続けていきたい。
「安心していいんだよ」と。
それは力強い、
勇気の一歩なんかじゃなくてもいいし、
揺れた心に生じる、恐怖と不安を背負った消極的で弱気な、おぼつかない一歩になってもいい。
例え、躓いて、失敗をし、
例え、恥を感じたとしても、
それは決して、自分の傷になるものでもなければ、ましてや自分の存在価値が否定される程のものでも無いのだから。
あなたが、本来向かうべきはずの望ましい未来は、今踏み出す、目の前のその小さな一歩から広がっている。
そしてその一歩は、
常に自身に委ねられている。
あかの他人も
親密な仲間も、
遠い親戚も、
近い身内も関係ない事として。
背負った宿命も
生まれた時代も
属する社会も関係ない事として。
今この瞬間、自らの意志と選択で、その道はいつでも開かれていくのだ。
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