澱みの粒子

明るい所にいるはずなのに、
何度、瞬きを繰り返そうとも、

濁った影の残像が、
いつまでも視界の邪魔をする。

その影の正体を探るべく、 

影を振り払うのではなく、
優しく受け入れていくように、

瞬きする事を止め、
瞼を閉じて、闇に視界を預け、
意識を、ゆっくり自分の奥底深くに沈めていく。

すると、そこに行き場をなくして停滞している、澱みのようなものを感じとる。

それは、小さい粒子のような集まりとして、構成されており、一つ一つの粒は、とても小さく、弱々しいのだが、全体を纏う空気は非常に重々しい。

訪れる不安や矛盾に違和感の渦。

心の中で巻き上がる、突然の強い風に煽られたように、小さな粒の集まりは、勢いよく撹拌されて舞い上がり、瞬く間に全体へと拡散していく。

心で感じるその流動は、
停滞していた時の重々しさとは反対に、
とても軽やかで、とても清々しい。

粒子は、次第と浮力を手放し、
今度は時間をかけて、
また、どこかに姿を消していく。

最後の粒子が、
ゆっくり、息をひきとるかのように、
そこから姿を消すと、

全ての波動は収まり、音は止み、
最後に"平穏"と"安らぎ"がそこに訪れる。

それは、
一筋の小さな光を呼び込む、
一瞬の間。

優しく、温かい、
柔らかな光が差し込んでくる。

その光景は、
神秘的かつ幻想的であり、

澱みを構成する粒子の一つ一つが、
結局は"神"の想像から生まれた、

ただの"幻"のようなものであったのだと、
そんな一つの気付きを、運んでくる。

その気付きを得て、
差し込んだ光の行方を追うように、

ゆっくりとまた、
瞼を開けていく。

そこには蔓延る影は一切なく、
視界は清く透き通り、

光の続きが、
奥底深くまで浸透していくのであった。

YOGA INCLUSIVE

大地に根を張り、力強く。 見上げた空の如く鮮やかで、美しく。 たった一つの我なる"泉樹の花"。 その実は、今ここに成る。 全ては認め、愛され、受容されながら。

0コメント

  • 1000 / 1000